【ニュージーランドのコロナ状況 2021年4月 最新情報】2021年4月に隔離施設で2週間を過ごした実体験より

コロナ情報 in NZ

今回は、ニュージーランド到着後の2週間の隔離生活について紹介していきたいと思います。現在コロナウイルスの影響により、日本からニュージーランドに渡航した際は、管理された隔離を2週間行わなければなりません。私たちは4月にニュージーランドに渡航し、実際に2週間隔離施設で過ごしたので、その時の様子や生活感を生の情報とともにお伝えしたいと思います。

 

ニュージーランドのコロナ状況

現在のニュージーランでの情報は在ニュージーランド日本大使館から

ニュージーランドの入国制限については
私はこちらのサイトがわかりやすいと思ったため、こちらを毎日チェックしていました。下の方にスクロールしていくとニュージーランドの情報が掲載されています。

オセアニア|各国の渡航情報・旅行の準備ガイド一覧
オセアニア各国への渡航に際して必要となる書類・手続やビザ申請、航空券手配、入国手順等の情報をまとめました。

飛行機を降りたら強制隔離⁉︎〜空港到着から隔離施設まで〜

私たちは、関西国際空港からシンガポール・チャンギ湖国際空港を乗り継ぎ、ニュージーランドのオークランド空港に行きました。
空港に到着したのは深夜0時過ぎでした。トイレやお金の両替機には行けるのですが、ほとんどの行動は制限されていました。飛行機を降りて、手荷物を受け取り、税関を通り、荷物検査を抜けて、バスに乗り込みます。
バスはいくつかのグループに分かれていて、乗り込む順番によって行き先のホテルが変わるようです。
私たちは一番最後のバスに乗り込み、オークランド空港から近いところのホテルに移動になりました。

関西国際空港からシンガポール・チャンギ国際空港を経由してオークランド空港に行った詳細な情報は、別の記事で紹介しようと思います。

2021年5月26日追記:こちらの記事からご覧くださいませ。

2021年5月25日追記:私たちは両替機を実際に使ってはいないので、使えるかどうかはわかりません。

隔離施設での生活

私たちは、ニュージーランドに到着したのが午前0時過ぎということもあり、隔離施設での生活は到着した日が1日目となりました。しかし、実際の場合だとニュージーランドに到着した次の日が隔離施設生活1日目のカウントとなるそうです。

2週間の流れ

1日目
ホテルに実際についたのは午前1時過ぎ
そこから、1組ずつバスから降りて、鍵を渡されて部屋に移動しました。
飛行機で夕食を食べてから何も食べていなかったためお腹が空いていましたが、ホテルのロビーでちょっとしたスナックをもらいました。

お昼前になり、受付から電話があり、1回目のPCR検査を受けました。

2日目
前日のPCR検査の結果をもらいました。ここで結果が陰性であれば、この日から外に出て体を動かせる「エクササイズの時間」を予約できるようになります。
エクササイズの時間は1日1時間です。場所は私たちの場合はホテルの駐車場だけでした。狭い範囲でしたが、その中を一定方向に歩くと言う感じでした。
たまに人の流れが滞ると、監視をしている方から間隔を空けるようにとの指示が出されました。
走る人専用のスペースもありました。

3日目
2回目のPCR検査がありました。この日も外出することはできました。

12日目
最後のPCR検査がありました。

13日目
PCR検査の結果が返ってきました。

15日目
この日の午前0時から午前10時までに隔離施設から出ないといけません。
出る方法は3パターンあります
・自分で隔離施設から出る
・誰かに隔離施設まで迎えにきてもらう
・空港までバスで送迎してもらう

受付から事前に電話でどの方法で何時ごろ出ますかと聞かれます。

1日の流れ

8:30     朝食
9:00     看護師による健康チェック
10:00 ごみ収集
12:30 昼食
15:00 ごみ収集
18:00 夕食
20:30 ごみ収集

朝7時から夕方8時までの間に1時間エクササイズの時間があります。(ホテルの駐車場)

 

ホテルの設備とルール

こちらは滞在しているホテルによって全く変わってくると思います。私たちのホテルについて、気になったポイントを記録しておきます。

ホテルの設備

  • ホテルの窓ガラスが開かない仕様になっている
  • コンセントは全部ニュージーランド仕様(USBといった電源はない)
  • ハンガーが棚に固定されている
  • ハサミがなくて、だいぶ困った
  • お風呂はユニットバスしかも、シャワーが固定されている
  • テーブルがない
  • テレビの使い方が独特
  • 海外から来ているため、荷物が多いのだがその割には部屋が狭く、キャリーバッグを置くスペースに困った
  • 電子レンジなどはないが、電気ケトルがある
  • 調理できる設備はなく、電気ケトルを洗う掃除道具もない
  • エアコンのコントロールができない
  • 食事は本当に当たり外れがある

 

ホテルのルール

  • 食事の制限やアレルギー、子供のニーズなどはチェックイン時に聞いてもらえる
  • スナックメニューは24時間利用できる(追加料金が必要)
  • 外出する際は常にマスクと靴の着用が必要
  • 客室から飲食物を持ち出したり、他のゲストのものに触れたりしてはいけない
  • シーツなどの交換は3日ごと
  • 水は1人あたり 3日で1.5L 追加の料金は1.5Lごとに3.5ドル
  • 洗濯は14日の間に1人1回 10点まで 説明書には1人2回と書いてありましたが、私たちは2人で2回分しかもらえませんでした  追加利用は可能 1回あたり34.5ドルが必要
  • ウーバーイーツなどの配達は利用可能
  • 友人や家族に荷物を配達または郵送してもらうことも可能
  • 処方薬などオンライン注文で対応できないものはフロントに問い合わせる
  • 喫煙エリアは予約制で、利用時間は20分の制限がある
  • 予約するとフェンス越しに家族や友人に会うことができる(エクササイズの時間ないに会う)
  • 看護師には客室の電話から連絡することができる

などがありました

ホテルでのコロナ対策

あらゆる場所に消毒ジェルが置いてあり、当たり前ですが、客室以外でのマスクの常時着用が義務付けられていました。
他の宿泊者ともできるだけ接触しないで済むような仕組みがなされていました。

例えば、新しい海外からのホテル入居者が来る場合や、他のグループがPCR検査を受けるタイミングでは、部屋から出ることができませんでした。
また、食事や配達物などが届けられる時は、客室のドアの前に置かれました。この置かれたものを取る時もマスクは着用する必要がありました。
PCR検査を受ける時も一定方向の流れで進み、なるべく接触が避けられるようになっていました。

 

ホテルでの生活感と必要なもの

予想以上に閉ざされた空間と自由度の低さが印象的でした。

  • 食事を選ぶことができないこと
  • 外の空気を吸えないこと
  • 体を動かすことがなかなかできないこと

この3つが代表的につらいことでした。

入国時はほとんどの食料品を持ち込むことができず、空港の売店に行くこともできず、ホテルでの食事は味が合わない時は本当に合いません。
私は、フリーズドライの味噌汁を持っていっていたのですが、ちょっとした食べ物を持っているとよかったなぁと思いました。

また、夜9時過ぎくらいにウーバーイーツを利用したのですが、配達員が見つからなかったため注文がキャンセルになったこともありました。
次の日の夜7時30分ごろに利用した時には、配達員の方が見つかり、配達されたので、時間帯によっては利用できないことがあるみたいでした。

今回、下着を多めに持っていったのですが、それがよかったように思います。洗濯をする機会が限られていたため、ボディーソープを使ってバスタブの中で毎日洗濯をしていました。

テレビは使い勝手が悪く、最初は使うのを諦めていたのですが、リモコンを根気よくいじっているとテレビ番組が見ることができたので助かりました。
また、テレビとiPadを接続するHDMIがあるとNetflixが快適に見れるので便利でした。

 

食事について

朝食

昼食

夕食

例えばですが、こんな感じの食事でした。言われてみればそうなのですが、海外では穀物を主食として食べることは当たり前ではないのだと深く印象に残りました。
また、お米といっても香りがついていたり、上白米ではなかったりするため、日本で普段食べているお米とは全然ちがう食べ物でした。

ご飯については別の記事で詳しく紹介したいと思っています。

 

2021年5月25日 追記:こちらに隔離生活のご飯についてまとめました。よかったらご覧ください。

最後に

今回隔離施設で2週間を過ごして

本当に特別な用事がない限り、まだニュージーランドに来ない方がいいのではないか

と感じました。

隔離施設での2週間はけっこうしんどかったです。
だれかと一緒に来られるならまだ、なんとかなりますが、1人で2週間は相当長く感じると思いますし、退屈になると思います。

しかし、スタッフの方や看護師の方たちはホスピタリティあふれる対応をしてくださるので、生活に困ることはないと思います。また、困った場合も相談すると丁寧に対応してくださるので安心して過ごすことができました。

 

これからニュージーランドに来る方に少しでも参考になればと思います。

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